社会課題への取り組み
デジタルヘルス
全体最適かつ個別最適な医療・ヘルスケアを
テクノロジーで実現
ライフデザイン事業部
世界のメガプラットフォーマーであるApple、Microsoft、Google(Alphabet)、Amazonらは、医療・ヘルスケアを重要戦略領域として、自社のテクノロジーを活かした研究開発/事業化に取り組んでいます。
このような「デジタルヘルス」市場は、2025年までに約56兆円の市場規模にまで拡大すると予測されている成長市場です。
新型コロナウイルスパンデミックによって、このトレンドはさらに加速しています。
医工連携のオープンイノベーション
バイタルモニタリングの進化
「デジタルヘルス」の原動力となるテクノロジーの進化のひとつとして、バイタルモニタリングが挙げられます。
Apple Watchに代表されるウェアラブルだけでなく、近年では非接触で心拍や呼吸等のバイタルデータをモニタリングする技術の開発が進んでいます。
バイタルデータ分析から新たな知見
バイタルモニタリングの進化によって、これまで病院の医療機器でしか取得できなかった連続的なバイタルデータを病院以外の場所でも取得できるようになり、疾病/健康への新たな発見が生まれる可能性があると考えられます。
たとえば、Fitbitで得られたバイタルデータと新型コロナウイルスの感染との相関が研究で明らかになっています。
医療・ヘルスケアの新たな可能性
もし日常のバイタルデータから疾患の発症リスクを予測し、そのリスクに合わせてパーソナライズされた健康行動を提案し、その実施手段として適切な食事・運動・睡眠サービスを提供する一気通貫の仕組みが実現すれば、新たなヘルスケア産業創出が期待されます。
将来的には、病気になってから受診するのではなく、日常のバイタルデータの変化を捉えて医師が介入するような「予防医療」への展開も想像に難くありません。