社会課題への取り組み 人生100年時代

2007年生まれの子どもの半数が107歳まで生きる
「人生100年時代」

日本の高齢化率は28.8%(2020年時点)で、世界で最も高い水準です。2007年生まれの子どもの半数が107歳まで生きるという予測もあります。日本がこの高齢化の課題にどのように取り組むか、世界から関心が寄せられています。

持続可能な社会デザイン

循環器疾患患者の増加

高齢化にともない、循環器疾患の患者数増加が予想されています。たとえば心不全は、2030年には新規発症者数が35万人にものぼるという推計もあります。「人生100年時代」の持続可能な社会のためには、国の医療費・介護費の削減、個人のQoL向上の観点から、早期発見・早期治療、その手前での発症予防が重要になると考えられます。

脳卒中の79%は「家」で発症

循環器疾患のうち、脳卒中は年間約30万人が発症し、患者の約6割に後遺症が残る疾患です。脳卒中にはt-PA(血栓溶解療法)という有効な治療法がありますが、発症から4.5時間以内という適用条件があるため、すべての患者にt-PA治療を施せていない現状があります。治療、救急搬送に要する時間から逆算すると、2時間以内に発症を早期発見する必要があり、その発症場所は79%が「家」という報告があります。

1兆円の社会コスト削減可能性

もし、脳卒中を家で「早期発見」し、早期治療に繋げることが出来れば、約1兆円の社会コスト(医療費・介護費・個人の労働損失額・企業の生産性低下)の削減可能性があると試算しています。脳卒中に加え、心疾患、転倒・転落、溺死/ヒートショックを家で「早期発見」出来た場合を推計すると、最大3兆円の社会コスト削減が期待されます。

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