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エボラ出血熱の早期発見に繋がる「高感度・高速」バイオセンサー技術の市場機会策定(1)

エボラ出血熱の早期発見に繋がる「高感度・高速」バイオセンサー技術の市場機会策定(1)
プロジェクト概要

エボラ出血熱の流行時、ウイルスの早期発見に繋がるバイオセンサー技術を持った国内大手製造業者の依頼を受け、事業機会を考察し意思決定のための判断材料を提示した。

エボラ出血熱勃発
2014年、「最強」の感染性と毒性を持ったエボラウイルスに起因するエボラ出血熱は、猛烈な勢いで西アフリカ全土を席巻していった。ギニアで初めて集団感染が発見されてから1週間後、隣国のリベリア、次いでシエラレオネ、ナイジェリアへと感染は広がり、現地で活動を行い帰国した外国人医療関係者や報道記者をも巻き込みながら、瞬く間に世界を恐怖に陥れた。

恐怖が生む差別
エボラウイルスは極めて強い感染力を持つため、犠牲者を多く出していたリベリア等の村では、感染者が見つかるとその恐怖から、感染者だけでなく、感染者の家族までも隔離し見捨ててしまうということが起きていた。誰もいなくなった村で、自宅のドアや窓をふさがれ、飢えと渇きに耐えながら命が尽きるまで、助けを乞い続けた人々の悲劇が報道された。

その時大手日系企業として何ができるのか
西アフリカ地域におけるエボラ出血熱による経済損失は約4,000億円から最大3兆5,000億円にものぼると推定された(世界銀行)。その一方で、エボラに対抗する技術の市場機会も同時に見出されていた。エボラ出血熱の感染が拡大する中、世界では「高感度・高速」で感染者を特定するセンサー技術への期待が急激に高まっていた。中でも、ある国内大手製造業者は理論上最高のバイオセンサー技術とされるアプタマーを活用したエボラウイルス検査機の開発に取り組んでおり、イーソリューションズにその普及体制の構築を依頼された。

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