広島観光支援
プロジェクト概要

新規事業創出を目指す広島県の地場企業に対し、成長が見込める観光市場をターゲット市場とし、備後地区の観光振興戦略を策定した上で、新規事業案を策定した。

背景
瀬戸内地方に立地するクライアントは本業である製造分野において、海外勢との激しい競争に直面していた。一方、地域の視点では人口減少の危機にさらされており、それらの状況を踏まえ、地域産業にも貢献できる、地域に根差した新規事業の検討をすることとなった。

広島観光支援の取り組み内容
イーソリューションズでは、魅力ある成長市場、広島県の重点領域、クライアントの強みの3点を満たす市場を有望市場とし、観光市場をターゲットとした。当時から、瀬戸内(広島県・山口県・岡山県・愛媛県・香川県)は、日本を代表する庭園や海と島が織りなす「自然景観」と、歴史や文化を偲ばせる街並みや神社・史跡などの「人文景観」が調和した、世界に誇るオンリーワンの観光圏であると言われていた。

例(2012年当時) 
旅行消費額 7,236億円/年 (県平均 1,430億円/年)
入込客数  8,134万人/年 (県平均 1,550万人/年)

しかしながら、瀬戸内を訪れる観光客の約8割が、訪問地を少なくしゆっくり滞在する旅を志向したいと考えるなど、旅行会社が企画する団体ツアー等を楽しむ「おまかせ型」から、収集した情報を基に能動的に旅行を企画する「選択型」「自己設計型」にトレンドが推移していたが、瀬戸内には、観光客が訪問したいと思う地は限定されていた。

そこで、観光において先行していた他エリアを仮の競合として取組を分析し、ニーズ分析、競合分析を通じて地域観光振興の成功要因を導き出した。それらを広島県備後地方の課題と照会した上で策定した備後地方の観光振興戦略に基づき、クライアント企業の強みを活かした以下の新規事業案を提案した。

事業① 瀬戸内食材によるアスリート食
事業② 瀬戸の花嫁体験サービス
事業③ 備後をビジュアルで伝える情報サービス
事業④ 瀬戸内式水陸両用バスの開発 
事業⑤ 備後の観光客向け決済サービス
事業⑥ 瀬戸の龍宮城で若返り体験サービス

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